●キミ・ライコネン移籍初戦で優勝!
3月18日、オーストラリア・メルボルンで行われた2007年F1開幕戦において、今シーズンからフェラーリに移籍したばかりのキミ・ライコネンが初戦で早速ポールポジションから優勝。
ほぼ完璧なカタチで2007年シーズンをスタートさせた。
ライコネンにとっては通算で10勝目、ポールtoウィンは4回目となる。
また、昨シーズンのチャンピオン、フェルナンド・アロンソも2位でフィニッシュし、チャンピオンシップで本命視されている2人がそろって今シーズンの順当な滑り出しを見せた。
昨日の予選ではフェリペ・マッサのギアボックス・トラブルや、ホンダの2台が下位に沈むなどの波乱があったが、決勝レースはリタイヤも5台だけに留まり、大きなクラッシュも48周目にD.クルサードとA.ブルツが絡んだものがあったぐらいと、開幕戦としてはかなり落ち着いたレース展開だった。
今回のレースで特に注目して見ていた点はいくつかあるが、まず1つは、今シーズン揃ってトップチームからデビューする期待のルーキー・ドライバー、ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンが、デビューレースで一体どこまでやれるのか。
おそらくルイス・ハミルトンにとってはほぼ完璧なデビューレースと言えるだろう。
最後のピットストップで抜かれてしまったものの、スタート直後からレース後半まで僚友フェルナンド・アロンソの前を走り、ピットインのタイミングによるものではあるものの一時はラップリードまで奪う活躍。
最後まで落ち着いて走り切り3位フィニッシュというのはF1で最初のレースを戦った結果として申し分無い。
一方のヘイキ・コバライネンは少々気負いすぎたか。
ルノーにとってはマシンの非力さも露呈しまったカタチになりかねないが、5位のフィジケラに対して10位でノーポイント。
レース中何度かコースアウトする場面もあり、少々安定度にかけた。
ただ、速さもしっかり見せていて、今後シーズンが進みルノーのマシンに速さが戻れば活躍も見せてくれそうだ。
逆にルーキーは、何度もコースアウトしながら上位に顔を出すようなドライバーの方が面白みがあっていい。
もう1点はフェラーリの速さは本物なのかどうか。
そして、予選で10番手のグリッドを得た佐藤琢磨が、決勝でもその速さを見せる事ができるか。
これに関しては、どちらも期待していた通りか、それ以上だったんじゃないかと思う。
最大のライバルであった同じフェラーリのマッサが最後尾からスタートだった事もあるが、はっきり言って、今回のライコネンの速さはずば抜けていた。
ベストラップはただ一人1分25秒台で、これはもちろんファステストラップ。
1周のタイムで1秒違えば、これはもう圧勝と言って間違いないだろう。
このまま他のチームの巻き返しが無ければ、フェラーリのフェリペ・マッサとキミ・ライコネンの間だけで今シーズンのチャンピオンが争われる事になりかねない勢いだ。
そして、昨日のブログでも書いた佐藤琢磨も完全に中段の位置をキープ。
予選の順位がフロックでは無い事を証明した。
新たな時代の始まりと言われる2007年のF1もいよいよ開幕したが、今年もシーズンが終わるまでいくつも面白いレースが見れそうな予感。
次戦は4月8日のマレーシアGP。
ここでは、今回思った以上に下位に沈んでしまったホンダ、そしてルノーの巻き返しに期待したいところだ。
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