カナダGP 決勝
F1世界選手権第7戦カナダGP決勝、路面の損傷が激しく、剥がれた路面を再舗装されるなど、レースは始まる前から波乱含み。
再舗装された路面が剥がれ、危険だと判断された場合にはセーフティカーの出動も示唆されていた。
そんな荒れるカナダGPというイメージは今年も健在で、7台が途中リタイヤ。
しかもその中にはチャンピオンシップをリードするハミルトンとライコネンまでが含まれるという予想外の展開。
結果的にレースを制したのはBMWザウバーのロバート・クビサ。
クビサにとっても、BMWザウバーにとってもF1初優勝。
しかも、チームメイトのニック・ハイドフェルドも2位に入って、BMWザウバーにとっては初勝利が1-2フィニッシュというこれ以上無い最高の結果に。
スタートこそ大きなアクシデントも無く順調にレースは始まったけれど、まだまだ序盤の15周目、フォース・インディアのスーティルのクラッシュにより早速のセーフティカー導入。
ここでおそらく2ストップ作戦を予定していた上位走行中のドライバーは一斉にピットイン。
戦略を考えればこのピットイン自体はそう驚く展開ではないけれど、ピットインした各車がコースに復帰するその出口でアクシデントが発生。
ピット出口の信号が赤だという事に気付いたクビサとライコネンが急停止、その信号に気付かなかったハミルトンがライコネンの後ろに激しく追突。
さらにその後ろからはウィリアムズのロズベルグがが追突。
このクラッシュにより、ライコネンとハミルトンのマシンは大破。
ここでレースを終える事になった。
これでピットインしなかったハイドフェルドが先頭に立ち、2番手バリチェロ、3番手中嶋一貴のオーダーになるも、この後しばらくは大きなアクシデントは無し。
42周目にトヨタのグロックがピットインすると、クビサ-ハイドフェルドの順でBMWザウバーの1-2体制。
45周目にはアロンソが、48周目には中嶋一貴がリタイヤ。
その後の49周目に、ここまでにハイドフェルドに対して充分なマージンを気付いたクビサがピットインし、ハイドフェルドの前でコース復帰。
結局はこの位置関係を守りきり、クビサの初優勝となった。
初優勝をクビサに持って行かれたのが悔しかったんだろう、2番手のハイドフェルドが表彰台まで、ずっと冴えない表情していたのがちょっと面白い。
他にもちょっとしたアクシデントや、コース上でのオーバーテイクが各所で見られ、波乱ながらもなかなか面白いレースだった。
中嶋一貴も一時2番手を走行するなど、見せ場を作ったものの、最終的にはリタイヤで結果には結びつかず。
バリチェロを上手くオーバーテイク出来て、トラブルに巻き込まれさえしなければ結構良いところまでいけたんじゃないかと思うんだけど。
今回のカナダGPの優勝で一気にポイントリーダーになったクビサ。
次のフランスGPでもそのポジションをキープ出来るか、それともハミルトン、ライコネン、マッサの巻き返しがあるのか。
BMWザウバーがチャンピオンシップに絡んできて、今年のF1もさらに面白くなってきた。

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