2011 Rd.6 F1 モナコGP
2011 F1世界選手権第6戦モナコGP。
グランプリが始まる前、モナコGPは単調なレースになりがちなんて書いたことを心から謝りたい。
今年のモナコGP、単調なレースどころか、オーバーテイク有り、トップを争うギリギリの攻防有り、クラッシュでセーフティカー有り、タイヤ戦略の違いによる駆け引き有り、とにかく見所の盛り沢山の面白いレース。
レースの幕切れはちょっと呆気なかったように思うものの、それでも最後の5周はチャンピオン3人によるスプリントレース。
セーフティカーによる中断が無ければ、1回ピットストップのベッテルを2ストップのアロンソが追い、さらに3ストップのバトンが新しいタイヤでその後ろから攻め立てるという、目の離せない展開がチェッカーまで続いたかもしれない。
それでも、赤旗中断中にタイヤ等を交換して、クルマがリセットされた状態で再開されたレース。
上位3人がたった5周で純粋な速さを競うというのも、これまた見応えある展開。
結果的にはそこで順位が入れ替わること無く、ベッテルがモナコ初優勝で、今シーズン5勝目。
2位アロンソ、3位バトン。
ただ、そんなリザルトだけでは収まりきらない、本当に内容の濃いレースだったのが今回のモナコ。
スペイン同様素晴らしいスタートを決めて、今シーズン最高の結果をもたらしたのはアロンソの力によるところが大きそうだけど、久しぶりにレッドブルを追い回すフェラーリが見れたのは純粋に嬉しい。
モナコは特殊なコースなのでフェラーリのクルマが速くなってきたのかどうかという部分はちょっと微妙だけど、それでも徐々に改善しているものと思いたい。
4位はウェバー。
5位には最後、赤旗中断再開後にウェバーに抜かれてしまったけれど、自己最高位の5位フィニッシュをここモナコで達成した小林可夢偉。
1ストップでタイヤ交換を引っ張り、セーフティカー導入のタイミングを活かしてタイヤを交換して順位を上げ、前でペースの上がらないスーティルもオーバーテイク。
レース終盤4位なんて走られたら、何かあったら表彰台もあり得るだけに、レース終盤は見ていてドキドキしっぱなしだった。
今のザウバーのクルマでここまでやれるのは本当に凄い。
出来ればウェバーに抜かれるシーンは見たくなかったけれど、相手が現在の最速マシンで、あれだけのタイム差があるのはさすがに厳しかった。
続けて抜こうとしてきたハミルトンはしっかり抑えきれてただけでも十分良い仕事。
6位はレース終了後にペナルティで20秒加算も、レース結果に影響無しのハミルトン。
レース中もドライブスルーペナルティを食らって、今回はいつも以上に大暴れ。
7位スーティル、8位ハイドフェルド、9位バリチェロ、10位ブエミで、ここまでが入賞、ポイント獲得。
今回、ピレリタイヤも硬い方のソフトが思ったよりも長い距離を走れた事で、速いスーパーソフトとのバランスがちょうど面白い状態になって、レースをかなり面白くしたように思う。
とにかく、モナコならでは面白さを十分味わえた今年のレース。
ベッテルはここまで6戦中5勝と圧倒的だけど、マクラーレン、フェラーリも状況によってはレッドブルと戦えるようになってきた。
次戦は北米に飛んで6月12日決勝のカナダGP。
ここもタイヤに厳しく、他のコースに比べれば特殊なサーキット。
持ち込まれるのはモナコと同じ、スーパーソフトとソフトという組み合わせ。
これまたタイヤの使い方が重要になりそうなレース。
荒れる事が多いカナダGPだけに、今年はどんなレースになるのか、次もかなり楽しみ。

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