16.04.12

2012 Rd.3 F1中国GP

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2012年F1世界選手権第3戦中国GP。
上海インターナショナルサーキットで行われた決勝レースを制したのは、自身初のポールポジションからスタートしたN.ロズベルグ。
この勝利はロズベルグにとってデビューから7年、111戦目にしての初勝利。
メルセデスにとってもF1復帰後初優勝で、メルセデスの勝利という事では1955年にイタリアGPでファンジオが勝って以来の勝利。

父は元F1ワールドチャンピオン。
自身もずっと速くて才能はあるといわれ続けてきたニコ・ロズベルグにとって、ようやくの初優勝。
時間はかかったけれど、これからさらに勝利を積み重ねていけそう感じはかなりある。

予選では速いけれど、決勝レースではペースを落とすといわれていたメルセデスAMGも、今回の上海ではレースペースも問題無し。
結構圧勝に近い形での優勝だっただけに、今シーズンこれから先、路面コンディションによってはメルセデスも十分優勝争いに絡んできそうな雰囲気。

2位にはバトン、3位にはハミルトンで、キッチリとマクラーレン勢が表彰台。
安定して速いのは確実。

今回のレース、2位以下はかなり接戦だったけれど、4位ウェバー、5位ベッテルでレッドブル勢が並び、6位にはグロージャン。
7位にB.セナ、8位マルドナードで、ウィリアムズはダブル入賞。
9位アロンソはダメな時でもなんとかポイントは持ち帰る。

そして、3番グリッドからのスタートで大いに期待された小林可夢偉が順位を落として10位と、ここまでが入賞、ポイント獲得。

小林可夢偉についてはまずスタートが上手くいかなかった事が大きい。
飛び出しはそれほど悪くなかったようだけど、その後周りに比べてスピードが乗らず、1コーナーまでに次々抜かれ、しかもそれで周囲のクルマに囲まれ、一連の1-2-3-4コーナーではかなり厳しい位置取りでさらに順位を下げる結果に。
1周回って帰ってきた時にはペレスにも抜かれて7番手。

どうもスタート前のレポートによると、小林可夢偉のスターティンググリッドには前座レースで撒かれたオイルが残っていて、それを避けるため若干位置をずらしてスタートするんじゃないかと言われていたけれど、TVで見る限りは普通の位置からスタートしていたように見えた。
それがスタート後に加速が悪かった原因かどうかはわからないけれど、もし関係あるとしたら不運だし、チームとドライバーの対策が甘かったというのもあるかもしれない。

さらには最後のピットストップも裏目。
いつもは戦略的にあまり攻めず、待ちのレースが多いがザウバーにしては珍しく、遅いマッサに蓋をされてると見て先に動いた39周目のタイヤ交換。
ピレリタイヤになってからのこれまでのレースだったらそれで正解で、他が苦しんでいる間に新しいタイヤで速いラップを重ね、他がピットストップを終えた時に前に出ているという展開になるハズだった。
事実、ピットアウト直後に小林可夢偉はファステストラップもマークしている。

でも、今回は何故かその後に他のドライバーピットインする事無く、ライコネンを除けばみんなズルズルのタイヤで走りきってしまった。

路面温度や後半ラバーが乗って良くなった路面、抜きにくいコース特性といったあたりが合わさってこうなっちゃったんだろうけれど、アンダーカット狙いで先にストップした可夢偉とザウバーにとっては完全に誤算。
まぁ、それまでのタイヤ戦略を考えれば粘った方が良かったとは言い切れないけれど、なんだかピレリタイヤがより一層わかりにくくなってきた。

最後タイヤ交換をしたおかげで、自身では初めて、日本人としても久しぶりのレース中のファステストラップを記録した事は嬉しいけれど、それよりももっと良いレース結果が欲しかった。

2番手スタートで、こちらも期待されていたシューマッハはピット作業ミスでリタイヤ。

それでも、今回の中国GP、2番手以下は物凄く接戦。
ライコネンがズルズル下がっていったように、僅差で走る中、いつ誰のタイヤがダメになってもおかしくない状況のレースは最後まで目を離せない展開でかなり楽しめた。
ただ、コースレイアウトと、DRSゾーンの設定も微妙なのか、かなり抜きづらい状況になってしまい、電車のように一列に並んで走る時間が長かったのはちょっとイマイチ。

とにかく、初優勝ロズベルグはおめでとう!!
今年は開幕3戦全て勝者が違うという、チャンピオンシップも面白い状況になってきてるけれど、やっぱり誰かが初優勝する時の表彰台は良い。

次戦は無事開催されれば次週4月22日決勝のバーレーンGP。
どうやら今年はちゃんと開催されそうな雰囲気だけど、なんとなく心配。

いつもは予選イマイチで、決勝で巻き返すザウバーが予選も速くなったという事で、次こそは結果に期待、小林可夢偉。

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