25.06.12

2012 Rd.8 F1ヨーロッパGP

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バレンシア市街地コースで行われた、2012年F1世界選手権第8戦ヨーロッパGP決勝レース。

前日の予選で素晴らしい速さを見せてポール・ポジションを獲得したベッテルがスタート確実に決めて先行。
1回目のピットストップまでに2番手グロージャンに15秒以上の差をつけ、久しぶりに去年のベッテルを思い出させるハイペースで圧勝レースになりそうなんて思っていたら、28周目にベルニュとコバライネンが接触した事で破片がコース内に散らばりセーフティカー導入。
これで一気にリードを失い、ベッテルとっては厳しい展開になってきたなと思っていた矢先の34周目に突然のスローダウン。
熱いコース上をセーフティカー先導でスロー走行していた影響があったのか無かったのか、ベッテルはまさかのトラブル、リタイヤ。

このベッテルのリタイヤによってトップに立ったのはアロンソで、母国バレンシアのスタンドは大歓声。

それを追うグロージャンもトラブルでクルマを止め、ハミルトンはタイヤを痛めて後退。

そのままチェッカーを受けたアロンソが、今シーズン最初に2勝目を挙げたドライバーに。

終盤ハミルトンをプッシュし続けたライコネンが、タイヤを使いきったハミルトンを攻略し、2位表彰台。

ライコネンにパスされたハミルトンはズルズルのタイヤで後退していたところでマルドナドと接触し、両者ともクルマにダメージを受けて表彰台争いから脱落。
その後ろにいたシューマッハが3位に上がり、復帰後初の表彰台。

アロンソ、ライコネン、シューマッハなんて、なんとも懐かしい顔ぶれの表彰台になった。

19番手スタートのウェバーが混乱のレースで順位を上げ4位。
5位ヒュルケンベルグ、6位ロズベルグ。
7位に1ストップ作戦を敢行したディ・レスタ。
8位バトン、9位ペレス。
10位フィニッシュのマルドナドがペナルティで下がり、B.セナが繰り上がりの10位ポイント獲得。

7番手スタートで期待された小林可夢偉はオープニングラップで順位を上げ、序盤は4位を走行。
今度こそは表彰台を期待しながら見ていたけれど・・・、最初のピットストップでタイムロス、ライコネン、アロンソに先行され、順位を下げただけじゃなく、戻った場所も1回目のストップを終えていない、遅いクルマの集団の後ろ。
結果、渋滞を抜けるためにパスしようとしたB.セナに当てられて後退。
最終的にはセーフティカー後にマッサに当たってリタイヤ。

最後マッサに当たったのは余計だったとしても、最初のピットストップでのタイムロスで完全に流れを失った。
それが無ければ少なくともライコネンの前だっただろうし、トラフィックにはまった時の混乱ももう少しマシだったハズ。
その後のレースを見てると、序盤にあの位置なら表彰台も上がれたし、場合によっては優勝だってあり得たんじゃないかと思えるだけに、本当に残念。
次のシルバーストンが相性良さそうなコースなのに、そこで5グリッド降格ペナルティが確定しているというのもオマケに残念。

今回のヨーロッパGP、良いレースだったかと言われると、それはちょっと違う感じだけど、バレンシアらしからぬ波乱のレースで予想外の目が離せないレースだった。

しかし、アロンソは凄い。
流れを引き寄せる運みたいなものもあるのかもしれないけれど、それ以上に、流れが来たときには確実に結果につなげる力を改めて目の当たりした。
母国スペインの国旗を手にしてのウイニングランも格好良かったし、コース脇にクルマを止めて観客の声援に応える姿も格好良かったし、表彰台で感極まってる感じも格好良かった。

そして、シューマッハの復帰後初の表彰台も、ようやくといった感じだけど、嬉しそうなシューマッハが良かった。

今シーズン最初の2勝を挙げたドライバーになり、これでチャンピオンシップではポイントリーダーになったアロンソ。
まだまだ僅差だし、誰が勝ってもおかしくない今年のF1はこれからも面白いレースが続きそう。

次戦はシルバーストンでのイギリスGP。
伝統的なサーキット、数少なくなったハイスピードなクラシックコースだけに、面白いレースが見られるのは確実。
8線目では出なかったけれど、次で8人目のウィナーが出る可能性は十分有り。
7月8日の決勝レースを楽しみに待ちたいところ。

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